●なんで服や靴が早く傷むのか?
服とか靴とかは、それらを買ってきても、自分に合う合わないがあるから、お気に入り物は頻繁に使うし、気に入らなければ使わない。お店では慎重に選んだ筈なのに、実際に自宅で使用してみると、そういう選別に起こってしまうのだから嫌になってしまう。
もっと嫌になってしまうのは、自分のお気に入りの服や靴の中には、早くに傷む物と長持ちする物との2種類が存在するということである。長持ちする物はブランド品が多いから、俺は出来る限りブランド品を買うことにしている。値段が安いからといって、ノンブランドの物を買っても、すぐに壊れてしまうので、逆にこっちの方が損なのである。
しかしブランド品だからといって安心できない。ただブランド名だけが有名な場合、そのブランド品を買っても長持ちしないのだ。俺はブランド品に対して或る基準があって、それは「手の込んだ作りをしてあるか否か」ということなのである。手の込んだ作りをしていると、使っても長持ちするので、そのブランドが有名無名に拘わらず、しっかりとした商品を作れるブランドは評価している。
問題はちゃんとした商品を作っているブランドの品を買ったのに、或る物は長持ちし、或る物は短命で終わってしまう物が出て来ることなのである。こうなってくると俺の使い方が悪いということになってしまうのだが、服や靴は生活で使う以上、様々な動きを想定して作られている筈であって、俺の使い方がどうのこうのではないだろう。
この年末年始にうちの姉が帰郷してきたのだが、その際にこの問題が話題になった。俺としては「ブランド品を買い、そのブランド品の中から良く選んで買わなければならない」という答えを持っていたのだが、姉の意見は違っていた。但しそのネタ元が占い師の物だから、余り信用できないのだが……。
●服や靴は新月に下ろす
或る占い師が言うには、
「新月に服や靴を下ろすと長持ちするし、身銭が付くようになる」
ということなのである。
俺はこの意見を聞いてすぐにピンと来た。というのは俺の手帳には月の満ち欠けが書いてあり、買い物に対して慎重になっている俺は普段から新月近辺で買い物をするが、それ以外では余り買い物をしなかったのである。
この占い師の意見は科学的な物ではないかもしれない。しかし新月近辺では人間の思考が冷静になっており、下手な物は買わない傾向にある。これに対して満月近辺だと人間の思考が冷静になっていないので、それで下手な物を買ってしまう確率が高くなってしまうのである。
この占い師は男性ではなく女性なのだが、女性ゆえに男性よりも買い物をする回数は多い。このため気を付けて見ていれば、新月に買った物は長持ちし、満月に買った物は長持ちしないという「経験則」が導き出されたのであろう。この意見は単なる思い付きではなく、経験則に裏付けされていることを忘れてはならない。
この意見は育児をしている母親たちには朗報である。なぜなら子供の服は傷むのが早い。子供は大人よりも遥かに動き回るからだ。靴に至っては足が大きくなっていくので、足が大きくなれば靴を捨てざるを得ないのだ。だから服や靴が長持ちする方法を知っていれば、自然と家計が潤ってくるようになるのだ。
普段から衝動買いを控え、新月近辺に服や靴を買うようにすれば、自然と出費を抑制することができるのである。これは計画性がないとできない。家計簿を付けるのは勿論のこと、支出の予定を組んでおかないとできないことなのである。当然にこのような合理的な家計の運用は生活を豊かにするし、収入がどのようなものであっても確実に貯金することが可能になってくる。
●満月以降に下ろすと、身銭が身に付かない
「満月以降に服や靴を下ろすと、早くに壊れてしまい、身銭が身に付かなくなる」
とこの占い師は言う。恐らくこれは「満月の力」が人間の精神に影響を齎してしまい、普段なら冷静に対処できるのに、自分の精神が多少異常を生じているので、衝動買いしてしまい、ちゃんと選ばずに物を買ってしまうからであろう。
そうやって良く考えずに買ってしまった物は、早くに壊れる確率が非常に高くなる。壊れなくても、柄が気に食わないとかいって、それを使用しなくなってしまうのだ。となると新しい物が必要になってくるのであって、当然に身銭が身に付かなくなる。
育児をしている母親たちは、子供の服や靴を買う時期に気を付けた方がいい。なぜなら母親は家事や育児で四六時中追われることになるので、子供たちの服や靴が壊れると、何も考えずにすぐに買ってしまうからだ。こんなことをやっていては家計が苦しくなるのは当たり前のことなのである。
家計を巧く遣り繰りするためには、「家計簿」だけではなく「手帳」も必要なのである。その手帳も月の満ち欠けが書かれている物でなければならず、月の動きを見ながら、「今日は買い物をしていいか?」「今日は買い物をしてはダメか?」ということを決めて行くようにしなければならないのだ。
結婚生活を安泰にするためには、出来る限り子供を多く産むことと、マイホームを持つことなのである。出発時点からマイホームがある夫婦はそれでいいのだが、借家からの出発だと、どうしてもマイホームの問題は大きな問題になってしまうのだ。
だから無駄遣いなど出来ないのだ。削れる所は削らなければならないのだ。家計の中で無駄遣いの最たるものは、夫がやっているのではないのだ。妻が無計画に物を買っていることにこそあるのだ。そのことを絶対に忘れてはならない。計画性を持たない限り、家計はどうやったとしても潤わないのだ。
●長持ちしたければ衝動買いはしない
子供は体が成長していくので、そんなに高価な物を買うことはできないが、大人はもう体の成長が止まっているので、高価な物を買って長持ちさせるようにしなければならないのだ。高品質な物は値段が高いが、長持ちするので、時間を計算に組み入れてみると、その方が安上がりなのである。
子供のためにお金がかかっているのに、親が高価な物を買うことには躊躇してしまうものだ。親心としては自分がボロを着ても、子供には錦を着たせたいと思ってしまうからだ。しかし本当に親がボロを着ていれば、いずれ子供たちの方が親を疎んずるようになるのだ。
この辺りは難しいことだ。持てるお金は常に限られているのだ。その限られたお金の中で高価な物を買えば、どうやったとしても家計を圧迫することになる。だからただ単に高価な物を買うのではなく、買う時期を考慮して、その物が長持ちできるように工夫すべきなのである。
出費を抑制しながら高価な物を買い、それでいながら長持ちさせたいのなら、普段から「身嗜みを良くする」ことだ。身嗜みが悪いと、服の傷みが早いし、高価な物であっても高価に見えないのだ。身嗜みを良くするということは、見栄えを良くするだけでなく、家計を豊かにすることに関しても効果を発揮するのだ。
「月の力」に縛られるのは、それはそれで良くないことだ。しかし常に衝動会を抑えるということは大事なことなのである。人間は自分に必要な物しか持てないのだ。不要な物など持てないし、持てば持ったで自分の自由をそれだけ奪って行くのである。
自分の生活が神様の聖慮に適っているかを問いかけながら生きて行くことは本当に大切なことなのである。神という視点が抜けた時、人間は堕落して行ってしまうものなのである。自分の生活というのは、自分の宗教心が具現化したものなのであって、自分が敬虔な宗教心を持っているのなら、自分の生活をそれに見合うように作り変えて行かなければならないのだ。
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