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Channel: ★タマティー天使の運命学研究所★
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ばんちゃんに売れ筋を狙えと言われたので、新たな小説を考えました。

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●下読み委員たちが好む物

 現在、小説の新人賞を目指して頑張っているのだが、結果は連戦連敗であり、第一次選考すら突破しないという悲惨な状態である。理由は解っている。最終選考のことばかり考え、下読み委員たちへの対策を全くしなかったので、それで落選しまくりということになってしまった。

 そこでばんちゃんが気を利かして、

「売れ筋を狙ってみては?」

とアドバイスをくれた。新人賞で厄介なのは売れ筋の小説を探しているということではないということだ。その出版社にはそれなりの基準があって、それを満たした物に新人賞を与えるということをやる。このため新人賞受賞作品の大半は売れ筋ではない。だから新人賞受賞作品が大ヒットするということはまずないのである。

 この出版社の基準というのが新人賞を受けるまでさっぱり解らず、自分が実際に受けてみて、やっと解った。はっきりと言ってしまうと、出版社の中には文学をきちんと理解している出版社と、全然理解していない出版社があり、そういうことはその出版社の規模には全く関係ないということだ。

 俺としては現在、日本の出版界を覆っている出版不況をなんとかしたいし、出来ることならベストセラーにしたいし、更に欲を出していえば日本文学史に残るような名作を作りたい。そういう物は売れてナンボの物であって、売れなければそういう変化を引き起こすことはできないのだ。

 通常、「売れ筋を狙う」というのは悪いイメージで捉えられる。しかし売れない小説など、なくてもいい物なのであって、売れるということは、それだけ読者たちが喜んで買ってくれるのであり、作者がそういうことを意識することは絶対に必要なことだと言っていい。

●『アナと雪の女王』をパクリまして

 今年は『アナと雪の女王』が大ヒットしたのだから、これをパクるのは最優先課題とすべきである。ジブリ映画のように大人も子供も見られるアニメ映画にするのではなく、やはりアニメ映画は子供向けに作ってしまった方が大ヒットするものなのである。

 そこで俺が考えたのが。

『アナルと雪の女王』。

 題名に「ル」が入るだけで、印象はガラリと変わる。主題歌は『レリゴー』に対抗して、

『下痢ゴー』。

♪下痢ゴー 下痢ゴー

 今すぐトイレに駆け込むのよ~

 そこはアナルよ~ ウンコよ出ろ

 なんにも怖くないわ~。ブリブリッ

 この小説を作るに当たって、最大の問題となるのが、タマティー本人が下痢をしたことがないということなのである。このため下痢というのがイマイチ良く解らない。しかし下痢をする人はかなりいるのであって、下痢をする人を主人公にすれば、少なくとも下痢をする人たちから熱狂的な支持を得ることができるものなのである。

 ネタを考えた後に悩んでしまったのだが、「雪の女王を一体どこで出すか?」ということなのであって、『アナルと雪の女王』という題名にすると、恐らくウンコをする場所は雪山ということになる。果たしてその極寒の地でウンコが出るのかということになる。

 雪山でウンコをしている最中に、雪の女王が現れ息を吹きかけ、ウンコも肛門も瞬間冷凍にさせてしまう。考えるだけで恐ろしい光景だが、どうやって凍りついたウンコを取り出すかで物語は展開していくことになる。因みに女医の役には現在『ドクターX』で活躍中の米倉涼子に出て貰おう。

●『かぐや姫』をパクりまして

 『かぐや姫』は日本の物語文学の始祖なので、小説を書く以上、この『かぐや姫』を手本にして書くことは絶対に必要である。『かぐや姫』には日本人が小説に対して好む物が大量に含まれているので、それを活かして作ればヒット作間違いなしなのだ。

 そこで考えたのが、

『アソコかぐや姫』。

 『かぐや姫』の前に「アソコ」を付けると、なんとも卑猥な題名になる。これこそ今まで誰もが見落としていた物なのである。「かぐや」とは古代日本語で「輝く」というという意味なのだが、現代の日本語では「嗅ぐ」という意味に捉えられてしまうので、そこで「アソコ」が浮上してくるのである。

 問題は「アソコ」とは一体どこなのかということになる。

 「アソコ」が一体どこか解らないからこそ、この小説は盛り上がることになるのだ。通常は人体のどこかを差すと思うだろうが、<ASOKO原宿店>に行ったことがあるなら、

「ASOKOって。雑貨ストアの事でしょう」

と言うだろうし、麻布十番の居酒屋<あそこ>に行ったことがる人なら、

「あそこって、居酒屋の事でしょう」

と言うことになるのだ。

 因みに、女性を裸にして脇の下を嗅ぐを、どの女性も「キャ~!」と恥ずかしがる。これこそまさに「人生の中で100%役に立たない無駄知識」なのだが、女性という者は脇の下が最大の弱点であるのだ。だから「アソコ」と聞くと、ドキリとしてしまうのである。

 女性の場合、便秘が続くと、股間が「悪臭マンコ」になるから気を付けるべきである。男性は相手が女性である以上、悪臭マンコに関しての発言は控えることになる。しかし余りにも臭いとなると、勇気を出して指摘することになるので、その時は本当に臭いんであって、一刻も早く便秘を解消しなければならない。

●『半沢直樹』をバクりまして

 去年、ドラマで『半沢直樹』がヒットしたので、今時の若い人たちはこういう物を好んでいることがはっきりとした。自分たちの組織の外を攻撃していくのではなく、自分たちの組織の中にある腐敗した物に攻撃する。それだけ多くの若者たちが日本の会社の腐敗を目にしているから、それでこの手のドラマが受けることになる。

 そこで考えたのが、

『半立ち直樹』。

 外では「やられたら倍返しだ!」と言いながら、家では半立ちの男が主人公の物語である。いつも半立ちのため妻から、

「倍返しはどうでもいいから、おチンチンを倍にして!」

と言われてしまう。出来ることなら、この妻役には上戸彩にやって貰いたい。

 しかしこれだと半沢直樹役をやった堺雅人が私生活でも本当に半立ちではないかと誤解されかねない。半立ちの情報が出回ると、次に出回るのは短小の情報である。『半立ち直樹』は決して短小ではない。飽くまでも半立ちなのである。

 そこで誤解のないよう考えたのが、

『半ダース直樹』。

 「やられたら倍返しだ!」と言う半沢直樹が6人もいる。1人でも厄介なのに、6人になると超ウザったい。

別名『6人の半沢直樹』

 嘗て『七人の侍』をパクって『七人のナナ』という漫画があったが、あれの1人欠けたヴァージョンだと思えばいい。

 こうなってくると矢鱈と煩いので、そこで考えたのが、

『フランダース直樹』。

 「ワンワン!」と吠え、「やられたら倍返しだ!」と犬語で言うが、ご主人様から、

「弱い犬ほど良く吠える」

と嗜められてしまう。因みに犬役はソフトバンクのCMに出ている犬ではなく、飽くまでも堺雅人であり、ご主人様役は北小路欽也である。この2人を使うと、何をやっても様になるから面白い。

●そういうことをやっているから取れないんじゃ!

 「アナルと雪の女王』といい、『アソコかぐや姫』といい、『半立ち直樹』といい、碌でもない物しか浮かばない。こういうどう仕様もない小説を作っていると、タマティーのファンたちから、

「そういうことをやっているから取れないんじゃ!」

と叱られてしまうことになる。

 しかし、フフフ、それこそがタマティーの策略なのである。あなたがそう思った瞬間に既にタマティーに食らいついてしまったのである。タマティーには切り札とも言うべき、新たなパクリ小説が存在している。それは!

『愛と青春の旅立ち』をパクりまして

『愛と青春の朝立ち』。

 漢字一文字変えるだけで、内容はがらりと変わる。こうなってくると、旅立ちの話ではなく、朝立ちの話になる。この小説は、男が朝立ちしながら女を迎えに行き、お姫様だっこをする際、チンチン1本で支える。やれるもんならやってみろ!

 もしもよりレベルアップしたいのなら、抱っこした女性をその場で回してもいい。「いつもより多く回しております!」とかで言っていれば、最低限の拍手は貰えることであろう。

 あれ? 

 拍手がない。

 もしかしてドン引き?

 もう、全く洒落を理解しないんだから~。こういうおバカなことをしながらも、タマティーはせっせと新たな小説を書いているのだ。今回の小説は執筆スピードをかなり落として、内容の濃い物になるようしている。下読み委員が誰であろうとも、それを突破できるだけの凄い作品を作らないと、第一次選考を通過できないのだ。

 つくづく下読み委員たちがばんちゃんみたいに柔軟な考えを持っていれば、簡単に新人賞を受賞できると思うだが、現実はそうではないので、かなりの苦労をさせられるものだ。

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