●最後の戦いは決闘?
WBCの決勝戦は日本対アメリカ。
9回裏には、大谷翔平が登板。
「泥だらけのストッパー」とはうまく表現したもんだ。
最後の打者は、アメリカ最強の打者にして同僚のマイク・トラウト。
フルカウントに追い込み、そして三振。
ゲームセット!
まさに映画。感動が大爆発。
この試合はもう別格だよ。
しかし冷静になると、
「エンジェルスにはMVPが2人もいるのに、なんで優勝できない?」
という疑問が沸々と湧いてきた。
●攻撃的性格の大谷翔平
大谷翔平は地格が17格なので、攻撃的な性格。
二刀流のため、投手と打者をやるが、どちらかといえば、打者の方が得意。
エンジェルスは、大谷翔平が投手だから、そちらの方を重視した。
投手は防御で使うものである。
使えない事はないが、使い方を間違えている。
攻撃的性格の持ち主である以上、打者の方を重視すべきなのである。
●防御的性格のマイク・トラウト
マイク・トラウト(Mike Trout)は地格が11画なので、防御的な性格。
高校時代に付き合っていた彼女と結婚し、息子が1人いるくらいだから、大体、穏やかな性格だというのは解るであろう。
ちなみに、奥さんは小学校の教師をやっている。
ホームランバッターだからといって、攻撃的な性格だとは限らない。
注目すべきは、「三振の少なさ」。
甘い球は絶対に見逃さない。
だからホームランを打ちまくる。
成績がいいだけでなく、人格も素晴らしく。誰からも「いい人」と言われる。
はっきりというが、「いい人」と言われる人に、攻撃的な性格の持ち主はいない。
●新監督は攻撃的性格の持ち主
新たに就任した監督は「フィル・ネビン」(Phil Nevin)。
地格は7画なので、攻撃的な性格の持ち主。
今回、エンジェルスの選手たちをWBCに大量放出した。
他の球団は、メジャーリーグの事を考えて、選手を出したがらない。
WBCは確かにビッグイベントだが、選手たちが疲労してしまえば、本来の仕事に悪影響が出る。
それなのに、ネビン監督は選手たちに出す許可を与えた。
しかも、決勝戦で、エンジェルスの選手同士が決闘をやったわけだから、エンジェルスは勢いづく。
●上位打線は攻撃、下位打線は防御
上位打線とは、1番から5番までの打者たちの事をいう。
ここに攻撃的な性格の持ち主たちを入れると、攻撃力を発揮する事ができる。
下位打線とは、6番から9番までの打者たちの事をいう。
ここに防御的な性格の持ち主たちを入れる。
下位打線では、フルカウントに持ち込んで、投手を疲労させたり、四球や飛球で出塁し、時間を稼ぐ。
本来はそういう事をやるが、チャンスが巡ってくれば、ホームランを打ってもいい。
下位打線で得点すると、上位打線はより多く得点する事ができる。
つまり下位打線でホームランが出ると、勝ち易くなるという事なのである。
今回、WBCで日本が全勝優勝したのは、下位打線に、岡本和真や牧秀悟といった、ホームランバッターを入れたからだ。
エンジェルスがメジャーリーグで優勝したいのなら、
上位打線に大谷翔平、
下位打線にマイク・トラウト
を置く。
そうすれば、難なく優勝する事ができてしまう。
マイク・トラウトを上位打線に置いているからこそ、ホームランは出るのに、試合に勝てないのだ。
●球団名がしっくりこない?
エンジェルスはたびたび球団名を変えている。
これは画数云々の問題ではなく、オーナーが代わったので、それで球団名を変えなければならないのだ。
しかし幾ら変えても、ロサンゼルスエンジェルスに戻ってしまう。
ロサンゼルスエンジェルスは発音してみるとなんの問題もないのだが、
文字にして書いてみると、やはり変だなとなる。
直訳すると、
「天使たちの町の天使たち」。
なんじゃこりゃ?
エンジェルスは赤いユニフォームが目立つから、
「ロサンゼルス・レッドエンジェルス」
という球団名にしたらどうだろう。
「天使たちの町に住む赤い天使たち」。
この球団名にしたら、メジャーリーグで優勝する事ができる筈だ。