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妖怪<キモ~イ>登場

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●他人に言ってはならない言葉

 5年程前であったか、様々なビジネスマンたちのグループが集まって、連合したセミナーをやることになった。その連合したセミナーは人数が多いので資金が豊富なために、優秀な講師を呼ぶことができたので、非常に質の高いセミナーを行うことができた。

 俺はこのセミナーで俺が「この人は凄い」と思える紳士的なビジネスマンに出会えた。手厳しい俺が凄いと言うのだから本当に凄い人で、ビジネスをどう進めていけば成功できるのかということを学ばせて貰った。その男性が普段は大人しいのに、或るセミナーで怒ったことがあった。

 セミナーではセミナーが終わった後に立食パーティーをするのだが、その際に或る若い女性が「キモ~イ」を連発し、事あるごとに「あのオッサン、キモーイ」と言いまくったのである。俺としては「まあ、若いんだから、放置しておけば」と思ったのだが、俺が尊敬する人物はそうではなかった。

 この会合が終わった後、

「あの子をもう二度とこの会に呼なんではならない」

とズバリと言い切ったのである。俺は「そこまで言うか!?」と思ってしまった。というのはこのセミナーは参加者が多いのである。それだけ多くの人たちを集めれば不良品が出て来るのは当たり前のことで、この手の人物は放置しておいた方が無難なのである。

 しかしこのセミナーの主催者はこの苦情を受けても、この若い女性の参加を許し続けたので、俺が尊敬する人物は「だったら俺、やめるわ」と言って、このセミナーを脱退してしまった。俺も彼の脱退の後、去就を強いられ、結局、俺もこのセミナーを脱退することにした。

 因みに俺たちが抜けてからは、このセミナーは全然盛り上がらず、セミナーの質が下がり、参加者たちも減少していったので、遂にはこのセミナー自体が崩壊してしまったのである。セミナーの主催者がたった1人の女性を切り捨てることができなかったために、セミナー自体を潰してしまったのである。

●それって「拒絶の言葉」だったんだ~

 俺はこの事件を長らく疑問に思っていたのだが、つい最近、「キモ~イ」を連発する若い女性に出会ったしまった。丁度いい機会であったので、俺はその若い女性をマジマジと観察させて貰った。その若い女性は多分大学生だと思うので、仕事をしていないために、観察が非常に遣り易かった。

 俺はこの妖怪<キモ~イ>を観察して、あの俺が尊敬する人物がなぜあれほどまぜに怒ったのか、その理由が解った。それはこの手の女性はただ単に気持ち悪いから「キモ~イ」なる言葉を連発しているのではなく、

「拒絶の言葉」

として、その言葉を連発していたのである。「キモ~イ」という言葉を連発している人は何もかも拒絶して来るので、どうやったとしても成長しようがないのである。

 セミナーでは参加者たちが成長してこそ意味があるのだ。もしもそこに成長しない人物が入って来てしまえば、セミナーをやる意味がなくなってしまうのだ。事実、妖怪<キモ~イ>をセミナーに参加させてからは、そのセミナー自体がダメになっていってしまったのである。

 ビジネスであるなら、その言葉がどんなに流行していても、使ってはならない言葉というものがある。例えば「ウッソー」とか「え~ッ」とかだ。「キモ~イ」もこれに含まれる。これらの言葉は全部テレビ発の言葉なのだが、テレビで使われているからといって、ビジネスの場で使っていいとは限らないのだ。

 妖怪<キモ~イ>にしても、若いからテレビを良く見ていたのだろう。テレビ中毒だからこそ、精神は幼児レベルで、大人たちとまともな交流ができないのである。ビジネスが巧く行き出すと、テレビを見る時間が思いっきり減少するというのに、テレビを見まくっているからこそ、仕事が巧く行かず、貧乏で居続けてしまうのである。

●異質な物を取り入れるからこそ成功する

 ビジネスでは異質な物を取り入れるからこそ成功するのである。ビジネスはどんな職種であったとしても、99%以上は前日の作業の繰り返しなのである。こんなことを毎日やっていたのなら、創造的なことなど出来なくなってしまうのは当たり前のことなのである。

 だから仕事をしながら、どんどん異質な物を取り入れていくのである。新聞や雑誌で情報を得たり、読書をして思考力を鍛えたり、セミナーに参加して自分を刺激させなければならないのだ。ビジネスをやっているのなら、こういったことを常に遣り続けなければならないのであって、こういうことをやらなくなると、もうダメになってしまうのだ。

 自分を発展させるためには自分とはまるで違う人と会った方がいい。そういう人物は自分にとって異質だから、自分はその人物から刺激を受けて学ぶべきことが沢山あるのだ。セミナーのような物では、1つの業種よりも、異業種が集まってやった方が良いわけだ。

 しかしなんでも入れればいいというのではなく、発展できなくなってしまうような人物を入れてはならない。矛盾するようかもしれないが、発展できなくなってしまうような人物を入れてしまえば、組織そのものがダメになっていってしまうからだ。

 俺が尊敬する人物は妖怪<キモ~イ>を一目見て、そのことに感づいたのである。ところがセミナーの主催者は妖怪<キモ~イ>が若い女性だったために許してしまい、そのためにセミナーが崩壊してしまったのである。門戸は開放すべきなのだが、組織にとって危険人物は如何なる理由があっても除去しなければならないのだ。

●共通な物を探す

 ビジネスでは異質な人たちと出会った方がいいのだが、その際、自分と他人との違いを強調していては、友情を育むことができなくなってしまうのだ。この世に自分と同じ者は誰一人として存在しない以上、自分と他人の違いを強調していては如何なる人に対しても友情を作ることができなくなってしまうのだ。

 ビジネスで確実に失敗する人は、相手との違いを探すことばっかりやっているのである。折角、セミナーで知り合ったというのに、何かしらの違いを見つけ出し、海外旅行に行こうものなら日本と現地の違いを見つけ出して来るのだ。これではその違いを見せつけられた人が引いてしまうのは当然のことなのである。

 他人と仲良くするためにはとにかく共通する物を見つけてしまうことなのである。食べ物でもいいし、趣味でもいいし、好きな本でもいいし、そういう自分と他人の共通する物を見つけ出してしまえば、相手は安心して心を開き仲良くなってしまうのだ。

 だから妖怪<キモ~イ>みたいに、自分にとって気に食わないからといって他人を拒絶してしまえば、その人だけを拒絶しているのではなく、こういう人は他の場所でも他人を拒絶しているので、結局、誰一人としてまともな友情を育むことができなくなってしまうのだ。

 人間というのは他人と共通する物があればその他人を愛することができるし、そうやって他人は自分のことを愛してくれたのなら、その愛に見合う行動を取るものなのである。しかし他人と共通する物を探さず、相手に無礼な事を言えば、相手は怒り、報復措置を取ってその恨みを晴らそうとするのだ。

●ビジネスは違いを、人間関係は共通項を!

 ビジネスで成功したいのなら、とにかく「違い」を探し出すことだ。その違いこそがビジネスチャンスになるのだ。世間の人たちは普通の商品など買おうとはしないのである、他の商品とは違いがあるからこそ、その商品に価値を見出して買うのである。

 そうやってビジネスを進めて行く一方で、人間関係には共通項を求めていかなければならないのだ。共通項があれば友人が増えて行くから、それで人脈が広がって行くのである。ビジネスを成功させるためにも人脈を拡大することは絶対に欠かせないのだ。

 統計によると、先進国の中で日本は女性の起業率が最低だというのである。俺に言わせればそれは当たり前なのである。日本の女性たちは言葉遣い1つきちんとできない人たちが多いのだから、いざビジネスを始めても叩き潰されてしまうのがオチなのである。

 日本国民は若い女性たちを甘やかしすぎたのではないか?

俺にはそう思えて仕方ない。考えてみれば、初対面なのに、相手の男性に「キモ~イ」を連発するなんて無礼の極みなのである。しかしその女性は女子大学生なのだから、その親はどういう育てた方をしたのか全く理解できない。

 この世の中で生きて行くためには、「立場の互換性」ということを絶対に忘れてはダメだ。どんな相手であったとしても、相手の立場に立って考えることだ。自分の考えだけを押し通してはならないのだ。男の俺にだって、5年前には解らなかったことが、その5年後には理解できるようになったこともあるくらいなのだから。

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